正に購入申込をしようと思っている段階でのご相談が多いです
「友達なんだから無料で相談に乗ってよ~」
という感じで相談してくる方もいますし
「購入できなくても相談料はお支払いしますので、しっかりと価格調査してください」
という感じで相談されることもあります。
前もって申し上げておきますが、価格の相談をする相手を間違えないようにしてください。
価格が妥当かどうか相談した相手からの回答によって購入を決断されるわけですから、
まずは相談する相手がその道のプロであること
そして、その上で十分に信用に足る方であること です。
相談を受ける側の人間は、その立場や状況において色々なことを考えます
「こりゃ高いですよ!と言って、売買を壊してしまおうか・・」
なんて考える人もいるかもしれませんから、相談する相手は本当に気を付けてください
正直、「この価格は妥当ですか?」という相談への回答は、大変悩ましいものがあります。
何故なら、不動産の価格に「間違いのない正解値」などないからです。
現実、同じ土地40坪に対して、複数の買主が妥当と考える土地価格は異なりますし、
その土地の隣接地が「将来、子供家族が住む土地として」なんて考えた場合など、
一般の買主の評価より少々高くても購入したりします。
「どうしても来月までにこのエリアで住む場所を確保する必要があるので!」
なんて場合も、高く買う傾向になります。
従いまして、「この価格は妥当ですか?」という相談への回答としては
①相場としての価格は〇〇万円です。 (相場=鑑定評価でいう「正常価格」)
②実際に取引される価格はその±10%程度と思って下さい
③10%以上高くても「欲しい!」と思うのであれば、購入されても良いと思います
こんな感じになります
不動産を購入しようとするときは、その時その時の購入者の事情があります。
相場(正常価格)は相場として、しっかりと提示することは大事ですが、
購入者の事情を全く無視してしまうことは、
それは、恣意的な、ともすると邪悪なアドバイスになってしまいます。