不動産の購入者であれば、誰もが欲しがるような良い物件
そんな極上物件は、他者を押しのけてでも自分が買いたいと思いますよね?
ひとくちに「極上物件」と言っても、色々な意味の極上物件があります
すぐに思いつくのは相場よりもかなり安い物件ですが、安い物件だけではありません
非常に希少性の高い場所にあるような物件も極上物件と言えます
こりゃ~生きている間に二度と売りに出ないかもなぁ・・というような立地であれば、
かなり高い価格でも買いたい! と思う買主が多く現れても不思議ではありません
そんな極上物件ですが、いったい誰の手に渡るのでしょうか?
その物件が「競売」や「公開入札」で売却される場合を除けば、
その物件の売却を任された仲介業者・仲介営業マンの意思でほぼ決まります
何故なら、「誰に物件を紹介するか」を考えるのは「担当営業マン」だからです
多くの買主から手が伸びるような極上物件ですから・・
売却情報を広く公開しなくても、買主を見つけることができるでしょう
営業マン自身の顧客リストの中で決まってしまうことも多いと思います
営業マン自身の顧客リストで決まらなければ、その営業マンが在籍する店内
もう少し広めても、営業マンが勤める仲介組織・会社の中で買主が決まってしまうでしょう
「今はレインズという情報システムがあるから、他社媒介の売り物件も紹介できます!」
という仲介営業マンの説明は、何割かは正解ですが、何割かは間違っています。
極上物件は、レインズに情報が掲載されないか、掲載される前に買主が決まってしまいます。
(補足)
・レインズ(REINS) =不動産流通標準情報システム (国土交通省が指定した組織が運営)
・一般媒介であればレインズへの登録義務はない
・専任媒介の場合、媒介契約締結日から7日以内にレインズへ登録する義務がある
「どうしたら良い物件が買えますか?」とよく聞かれますが、そんなとき私は、
「購入したい物件が自己居住用の物件で、住みたいエリアが決まっているのなら、
そのエリアで営業をする仲介会社を1軒でも多く訪問して探してもらうことです」
「そして、一度の訪問ではダメで、何度も訪問して購入熱意を伝えることです」
そのように答えます。 ※自己居住用の物件でない場合は違うアドバイスになります
このようなアドバイスは、将来の自分の仲介手数料を失う動きになりますので、
市中の仲介業者において、このようなアドバイスをする人はいないかもしれません。