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隣地は買うべきか?(その1)

「隣接地が売りに出されました!購入資金は何とかなりますが、買った方が良いですか?」

このような隣地購入に関するJRSへのご相談、思いのほか多いです。

ただ、隣地といっても、ご自身の土地との関係がありますので、今回は「その①」です。

 

ご自身の土地(A)が「図1」のように「路地状部分」で接道する土地で、

売りに出された土地が、隣地(B)のような整形地のケースでお話しします。

 

このような場合、一般的には購入をお勧めします。

土地(A)の「路地状部分」の幅員「W」にもよりますが、

例えば隣地(B)の坪単価を「100」とした場合、

W=2.0m の場合 土地(A)の坪単価は「70」程度に評価され、

W=3.0m の場合は「80」程度に評価されるものと思います。

 

隣地(B)を購入した後はこんな土地になります ⇒ 「図2」

 

購入後は地形の良い整形地88坪になります。

 

仮に、整形地88坪の坪単価が、40坪だったときの隣地(B)と変わらず「100」であれば、

土地(A)48坪の坪単価は、「70」・「80」だったものから「100」に上がります

隣地(B)を購入したことにより、ご自身の土地(A)が25~40%アップすることになります。

これが購入を勧める1番の理由です ※あくまで本ケースの場合

 

更に、特に道路が南道路や北道路の場合ですが、

将来的に土地の価値を下げずに2分割が可能です ⇒「図3」

88坪くらいの土地をスパン!と2分割しますと、分割された土地が細長くなります

細長くなった土地でも、南道路や北道路であれば、北側への日影の問題も少なく、

建物が立てやすい地形になります

 

「二世帯住宅」よりは「近くに別棟で住みたい」と考える場合には良い隣地購入ですし、

いずれ「土地半分を売却して残地には『終の棲家』を建てる」のも良いと思います。

 

(注意事項)

一般的に、土地40~50坪の坪単価と、土地90坪程度の坪単価は違います。

エリアにもよりますが、土地面積が大きくなりますと土地総額が高くなり、

需要が少なくなることにより、坪単価が下がる傾向があります。

上記の説明は、どちらも坪単価を「100」としていますので十分ご注意ください。

隣接購入はデメリットになることもあります。JRSまでお気軽にご相談ください。