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「定年後のローン返済と税金の関係」

30代・40代で住宅ローンを組んだ方で、ローン完済年齢が60~75歳となっている方・・

「いずれ退職金でローン残債を一括返済すれば良いだろう」

そう考えて、定年年齢よりも長い住宅ローンを組むケースは少なくありません

「厳しいローン審査をする金融機関がそれで貸すのだから大丈夫でしょ?」

そう考えるのも無理はありません

 

よく言われる注意点としては、

「将来、退職金が本当に出るかどうかなんてわかりませんよね?」

ということですが、この点はご理解されている方が多いと思います。

 

次の注意点としては、

「退職金が出たとしても、ローン残債を一括返済するのは危険ですよ」

というケースに当たる場合があります。

定年後の再雇用や再就職で年収がガクンと下がることは通常あると思いますが、

そのような場合、一気にまとまった大金をローン返済に使ってしまいますと、

手元現金が心もとなくなり、将来の生活に不安を覚えます

その結果、やはりローン返済を継続することになったりします

 

更に、30代40代では考えもしないことですが、

定年後もしっかりと稼いでローン返済が継続できる状況において・・

悲しい税制に気づき、ため息をつくことがあるかもしれません

 

ご自身が定年を迎えるということは、お子様たちが社会人になっているケースも多いと思います

扶養家族が少なくなっているという状況は、税金の控除が少ないという状況です

通常の生活費に加えてローン返済額の収入を稼ぐわけですが、

扶養者控除が少ないため、「あれ?何だか税金高くない?」なんて思ったりします。

 

「何のために稼いでいるんだろう?」なんて思うことになるかもしれません

そうならないよう、長期ローンを組んだ場合であっても、

少しずつ、少しずつ、繰り上げ返済することを心がけると良いと思います

 

30代~50代は養育費にもかなりのお金がかかる年代です

養育費を考えると、今は低金利なんだから、住宅ローンを長くして毎月の返済は少なくしたい!

そう思われるのも当然だと思います

ですので、「思いついたら繰り上げ返済」という感じで行きましょう!