初めての「成年後見人・申請」その3

「診断書」を作成する「医師」選び

成年後見人の申請に必要な「診断書」は医師に作成をお願いします。

一般的には「かかりつけ医師」に作成をお願いするようです。

かかりつけ医師が存在する場合、その医師に診断書の作成をお願いすることになります。

それは、本人のことを最も良く知っている医師だから・・という理由だと思います。

 

総合病院の医師は、診断書の作成を拒むことが多い?

正確な理由はわかりませんが、

総合病院の医師は、後見人申請に必要な診断書を書いてくれない」

ということを耳にします。

総合病院は、内科、外科、循環器系など専門が多岐にわたるため、認知症レベルを判断することになる診断書の作成をお願いされても、

「私は〇〇科担当医として患者を診ているに過ぎず、認知症を判断できるほど本人のことを知りませんよ」

ということなのかもしれません。

かといって、本人が総合病院にしか通院していない場合に、例えば本人の自宅近くの診療所の医師に頼んだとしても、今度は

「私はかかりつけ医師ではないですから書けませんよ」と断られたりします。

身内が親しい医師に相談してみる

総合病院も近所の診療所も対応してくれない・・

そんなときは、身内が親しくしている医師に相談してみてください。

相談する際、前ブログ「その2」で記載したように、

「本当にこのままだと本人の資産を守れません。何とか後見人をつけたいのです。」

という窮状をしっかりと伝えると良いと思います。

そのように相談すれば、相談を受けた医師自身が

「私でよろしければ診断書を作成しましょうか?」

と言ってくれるかもれませんし、別の医師を紹介してくれるかもしれません。