カテゴリ:成年後見制度


売却について · 2023/08/07
「何のために成年後見制度があるのか?」と問われれば、 「それは、被後見人の資産を守るため」が1つの答えになるでしょう。 いくら家族が「お爺ちゃん(被後見人)の家を売却して老人ホームにかかる費用に充当したい!」 と思ったとしても、「本当に被後見人の家を売却しなければならないのか?」...

高齢者が売主になる場合、仲介業者としては真っ先に「意思能力は大丈夫か?」を気にします。 意思能力がなくなってしまうと、不動産を売却するには「成年後見人制度」を利用するしか方法がなくなりますが、家庭裁判所に申請する段階から後見人が確定するまで、結構な時間がかかります。 ご本人の意思能力があるうちに売却すべきものは売却、あるいは家族信託しておくことが肝要です。